先週の夕刻、突然に何か届きました。
それは何かと尋ねたら、大きな段ボールの中に、インスタントカップラーメンです。
それも、テーブルマークのホームラン軒の届き物です。
おおきな段ボールから、醤油と味噌の2種類の箱が計2つです。
12個入りなので、都合24個です。
嫁が、直接注文したモノではありません。
所謂戦利品です。
あの会社から届いたものですね。
お分かりの方は、お分かりの品です。
毎年届きますが、いつもは箱ではありません。
嫁にどんだけって、聞きました。
それを聞いて、なるほどです。
合点承知の助です。
すでにご相伴に預かりました。
毎年、この時期になると、テーブルマークのホームラン軒です。
なかなか美味しゅうございます。
1つ幾らかと思うと、少し怖いです。
怖いと言えば、この品の来る前に、極秘裏に計画していたことがあります。
時期よく、この品の到着です。
そうなるのかと、時期到来とドンピシャでした。
物事には、時節が必要なことがあります。
それにピンチをチャンスに変える力も必要です。
前日、動画で落語「中村仲蔵」を見ました。
少し前にも、神田伯山の講談の「中村仲蔵」を見た所でした。
演者にも寄りますが、仲蔵と嫁の夫婦関係が、少し違いますよね。
落語の方を聞くと、良い嫁を持つとこうも人生が変わるものだと、痛感しました。
歌道も暗いですが、同感(道灌)ですね。
名題になって、最初の芝居の配役を見て、落ち込んだ仲蔵を嫁が奮い立たせます。
仲蔵と言えば、最下級の役者階級である「稲荷町(いなりまち)」から出て、最後には江戸三座の座頭にまで出世した大役者ですね。
屋号は、堺屋(のちに榮屋)、落語の「淀五郎」の中でも、そう言われていますね。
名門の出でない初代中村仲蔵が出世して様を、仮名手本忠臣蔵の五段目・斧定九郎のエピソードから取り上げたのが、この落語「中村仲蔵」ですね。
弁当幕と言われる五段目を一転させた形が、今日まで続いていると聞きます。
家老の息子が落ちぶれた姿が、五段目・斧定九郎です。
それを、意味なく赤ら顔にドテラ姿の五段目・斧定九郎には、違和感を覚えていた方も多いはずです。
それを、仲蔵の工夫で、納得させた五段目・斧定九郎になったわけです。
不思議な五段目・斧定九郎の謎が、氷解したのが、仲蔵の新しい五段目・斧定九郎でしたね。
ただ、余りの良い出来の異変に、お客がついて来なかった。
後で、お客の評判を聞く仲蔵は、講談の方がストーリーの展開がスムーズですね。
妙見様にお参りして、その帰りに雨が降って、蕎麦屋に飛び込んで、食べたくもないそばを手繰っている時に、突然蕎麦屋に入って来た浪人の姿を、芝居に工夫したのは、神仏の加護に他なりませんよ。
そんな思いで、テーブルマークのホームラン軒の醬油ラーメン頂きました。
もちろん、こちらは空腹と言う違いはありますけどね。
「名題」と言えば、落語で言えば、「真打」ですからね。
落語で言えば、師匠と呼ばれ、名題と言えば、親方と呼ばれますからね。
落語の「淀五郎」でも、「紀伊国屋の親方」その呼ばれるシーンがありますからね。
師匠や親方と呼ばれると、一段格が上がったようで、嬉しいと聞きます。
芸の道は厳しいですから、そこからが本当のスタートなんですよね。
どちらにしても、ご贔屓のお客様があっての御商売です。
このコロナ禍では、いろいろと大変だと思います。
一日も早くコロナは終息して貰いたいと念じるばかりです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。