''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 熱々の関東煮(おでん) 令和33皿目 

お題「ささやかな幸せ」

朝から寒いです。 

12月に入って、何だか気ぜわしくなりました。 

年賀状を購入して、年賀状の作成もしないといけません。 

我が家では、かんとうしょうえ家の年賀状と、播州の父母の年賀状を作らないといけません。 

もちろん、図案は別々です。 

 

父母の年賀状は、もちろんの事、両面印刷です。 

出来上がって、実家に送って、後は父母が地元のポストに投函するだけです。 

宛名を確認するくらいでしょうね。 

 

ものすごく楽ちんにしています。 

一応、送り先と年賀状の図案は、メールで画像で確認して貰います。 

定番の干支を配したものと、父母の名前と住所を裏面に記しています。 

 

我が家の方は、定番の6歳児ゆうゆうの写真を配して、親戚・友人等に子供の成長を見てもらうようにしています。 

迷惑と言えば迷惑でしょうが、「大きくなった」と感じて貰えばそれでありがたいです。 

とは言え、小さな子供が居るのに、写真を載せ無いのも何か違和感を感じますからね。 

 

そうそう違和感と言えば、11月29日の夕刊の一面の記事です。 

「アホの天井 破った」 

「女に落語家は無理」空気を変える 

NHK新人落語大賞の桂二葉さんの受賞の記事です。 

 

現在上方落語協会に所属する落語家250人の内、女性は20人弱だと記事に書いてあります。 

私からすれば、20人弱も女性落語家が居ることに驚きですね。 

 

記事にもありましたが、落語の噺が男性目線で成り立っています。 

御店の主人、番頭さん、手代、丁稚、長屋では、大工、左官、など職人の出演者がおおいですね。 

長屋の人なら、清八(せいやん)、喜六(きーこーきーやん)と基本男が噺の本流、そこに相手の位に入るのが、長屋の女房です。 

 

すべて、男ベースになっている落語を女性が演じるとなると、違和感が発生します。 

ですから、落語は女性落語家は出にくい設定になっています。 

 

それに比べると、最近はやりの講談や浪曲は、先人が女性ベースの変えられています。 

女流講談師や女流浪曲師と言うと、その世界を愛好する方も多いです。 

女性ベースの話がいろいろとあります。 

二葉百合子の「岸壁の母」、昭和には、紅白にも出場されています。 

母としての立場からの浪曲も、女性にしかできない話芸・浪曲です。 

 

ですから、女性ベースの噺があれば、それで女性落語家も成立すると思います。 

男性の噺を、女性の噺に、手直ししないとイケないか、もともと女性の噺として落語を創作するでしょうね。 

十分に、話芸として成立はします。 

ただ、言うは簡単、するは難しいです。 

 

人間国宝で、二葉さんの大師匠の桂米朝さんも、女性落語家を育てることは、新しい芸を1つ作るくらいむずかしいと述べられています。 

それだけに、二葉さんの受賞は、大きな功績です。 

今後が楽しみです。 

新しい芸の世界を見て貰いたいものです。 

 

あたらしいものを作ると言えば、料理の世界でも、新しい料理です。 

関西にあっては、寒い時期の食べ物に、関東煮と言うのかあります。 

関東煮と書いて、「かんとうだき」と読みます。 

 

最近では、コンビニというシステムを通じて、関東煮も、おでんと称する名称が一般的になっています。 

本質的には、関東煮とおでんは、別物です。 

おでんにあって、関東煮ないものも多いです。 

ちくわぶ」や「すじ」(牛すじではない)やそのベースとなる出汁も違います。 

 

地域地域に、おでんがあります。 

もともと、同じジャンルの料理ですが、おでんという一括りにしてこなかったのが、いつも間にか、おでんと言う名称になっただけだと思います。 

おでんは、もともと味噌田楽の意味ですね。 

 

串に差してあるものですね。 

ですから、チビ太のおでんも串に差してありました。 

この名残ですね。 

 

地域地域で、今で言うおでんに近い煮込み料理がありました。 

どれが美味いとか言うのでなく、地域地域で名物の料理が存在していたはずです。 

 

それが、大正の関東大震災で、料理人が関東から関西に被災を逃れてやって来た。 

ここで、関東風の煮込みの料理が持ち込まれたのが、関東煮の由来だと思っています。 

名前だけで、練り物入れたり、豆腐を入れたり、地域地域で地元のモノを加味されて、人気になったのが、関東煮です。 

出汁も違えば、ネタもいろいろと違います。 

 

私の生まれた播州関東煮は、出汁も真っ黒です。 

出汁は飲みません。 

小皿に、摺り下ろした生姜に、醤油を入れた生姜醤油に付けて頂きます。 

とても、辛いです。 

それが、練り物によく合います。 

 

おかずにもなりますが、どちらかと言えば、酒の肴です。 

街角の一杯呑みの店先に、「関東煮」の暖簾が掛かっています。 

鉄板焼きもあったり、お好み焼きや焼きそば、焼うどんを提供する店であったり、駄菓子を提供する店であったりする街中のオアシス的な存在でした。 

 

私の中でも関東煮は特別な存在だと思っています。 

我が家でも、寒くなると恋しくなります。 

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先日作った関東煮(おでん)です。 

作ったのは、郷里播州関東煮でなく、関西風のどちらかと言うと京風の関東煮です。 

牛すじも自分で下茹でして、下拵えしました。 

 

ごぼ天、蒟蒻、豆腐、厚揚げ、玉子、牛すじ肉、シメジなどです。 

郷里播州での家の関東煮は、鶏肉が入っていることも多かったです。 

牛すじ肉の下処理に手間が掛かるからでしょう。 

 

 

6歳児のゆうゆうも関東煮は好きです。 

嫁も、数日続いてもクレームは出来ません。 

少し少し入れるものを変えれば、数日は楽しめます。 

 

我が家の寒い時のご馳走です。 

ありがたいことです。 

ここに熱燗の酒があればもっといいのですが、なければないでそれも仕方ないことです。 

 

親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。               

ありがたいことです。             

             

ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。               

ありがたいことです。               

               

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。               

神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。               

ありがたいと感謝です。               

               

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