いつものように、週末の朝は、嫁が何かの用意をしています。
平日なら、フルーツカットとヨーグルトの用意が多いです。
週末なら、パンやピザの用意、はたまた炊き込みごはんの用意もあります。
今回は、何か様子が違うので、菓子だろうと推測されます。
すぐに、7歳児の娘が合流して、午前中に作って、ランチ後に食べるデザートになりそうです。
父としては、厨房を覗いたりしません。
男子厨房に立てと言うのが、私の母の教えです。
男も一人前に食事は作らないといけないというのが、母の考えでした。
でも、デザートの教えは受けておりません。
母がキッチンで、菓子を作ってくれた記憶はありません。
今度は、嫁が家で菓子やパンを用意してくれます。
ですから、誕生日ケーキも、クリスマスケーキも、嫁の手作りです。
それはそれでありがたいです。
子供の記憶の中で、ケーキは、買って来るモノでなく、家で作って食べるものと思っていると思いたいです。
でも、スーパーでケーキを見たら、買ってと言うのが、娘のゆうゆうです。
娘の食べ物の好みも、好き嫌いはありませんが、嗜好はあります。
何が食べたいと言いますね。
鮮魚売り場に行ったら、刺身を買ってと言います。
それも、鰤がいいとか、鮪がいいとか、魚の種類を指してきます。
自分の食べたいものを言うのは、子供ですから仕方ないです。
値札を見ずに言われたら、困ります。
我が家の刺身の買い方は、基本鮮魚の冊で買って、家で刺身にしています。
経済的で効率的です。
コスパがいいです。
一度、鰤の腹身を皮付き買って来て、どうするのって、聞くので、鰤照りと刺身としゃぶしゃぶ(鰤の湯引き鍋)としたら、コスパが良かったです。
鰤の切り身だけでも、4つで軽く800円以上しますからね。
それを考えたら、鰤の皮付きの腹身を買うのは、量もありますし、食べ応えあります。
寒い時期の寒鰤の刺身は、大阪では高価です。
手間は掛りますが、一度に処理すれば、それ程問題はありません。
手間が掛らないモノをチョイスしています。
鰤の皮も意外に上手にひけますね。
鰤の皮も、グリルで塩して、カリカリに焼くと、カリカリ好きな娘が、喜んで食べます。
私も、食べますが、意外に美味いですね。
癖になりそうです。
鮮度がいいと、生臭い匂いもしません。
鮮度を含めて、少し良い状態のモノを子供に提供したら、魚嫌いはある程度無くなると思います。
娘は、鰤が大好きです。
特に鰤の刺身が大好きです。
娘のもっと好きなのか、菓子ですね。
それも、生クリームの使ったケーキやムーズが好きです。
そらぁ、家なら、生クリームたっぷりに仕上げても、それほど怒られません。
お店では、出来上がりを重視しますが、我が家はそんなの無視することも多いです。
嫁で作ったチョコレートムースです。
有田焼のアイスクリーム皿に盛っています。
でも、チョコレートムースは見えません。
生クレームのデコの下です。
彩のチョコもフリフリしました。
一気に食べて完食です。
すごい勢いです。
子供は、1人しかしませんので、食べれも取りませんが、居たら大変です。
でも、敵視した目は、私に向いています。
子供のデザート取る親は居ますかね。
そうそうアニメの『ザ・シェフ』で、ミシュランのようなガイドブックの調査員の来る日にだけ、天才シェフ・味沢 匠を一日店長して契約する話がありましたね。
その調査員を、味沢は見破りましたよね。
その料理は、人参のシャーベットだっと記憶しています。
子供用に出された特別なデザートを、父親が味見をしたのが、そのシーンでしたね。
確かに、子供用に提供してくれたデザートまでは、普通の父親は食べないと味沢は言いました。
私も、食べ物に興味がありますので、やるかもしれせんね。
もちろん、見た目だけでなく、香りもするでしょうからね。
野菜ジュースでなく、人参のジュースは、人参の嫌な香りはしませんね。
甘味が強く感じます。
あれで、シャーベット作ったら、美味いと思います。
その父親の行動を見て、調査員だと分かったのだから、オーナーや店長の付ける目線とは別物だったようです。
難しい調理方法や、値段の高いモノを注文したり、通風の好みを言えば、それが調査員ではないでしょうね。
そんな特別な星も、時に言わないという経営者の料理人も居ます。
☆を維持するのは、大変です。
店内のテーブルとテーブルの距離とか、店員のサービスなど、いろいろと料理の味だけでなく、店の格式を維持する規定も維持しないとイケません。
客の舌でなく、星の顔色を見て調理しないといけないのが、辛いと思います。
それなら、星なしの調理もありですね。
『二郎は鮨の夢を見る』で有名な数寄屋橋の小野二郎さんは、その意味では、寿司職人ですね。
東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店・すきやばし次郎の店主が素晴らしいです。
まさか、この地下にある小さな寿司屋で、安倍首相、オバマ大統領との会食されるとは、夢にも思わなかったでしょうね。
禅の言葉、禅語に「漁夫生涯竹一竿」と言うのがあります。
私のブログでも多用しています。
私も、こういう人生なら素晴らしいモノになると思っているからです。
なんちゃっての料理人としては、「料夫生涯庖一丁」なら、素晴らしい人生だったかと思える人生を過ごすのも、ありだと思います。
とりあえず、私の今の夢は、限られた残り人生の時間を、小さな娘と過ごすことですね。
成人になった娘と過ごせるのか、私には分かりません。
それこそ、落語「死神」みたいな蝋燭の寿命が見えない以上、健康には気を付けたいです。
『昭和元禄落語心中』の八雲師匠みたいに、高座の上で、落語しながら死にたいなんて言うことも出来ませんからね。
でも、子供居ないのに、助六の娘を養女にして、弟子の助六との間に、孫と過ごせる人生も素敵だと感じます。
我が家は、実子ですが、いろいろとワケあって、養子と暮しても、血の繋がりは無くても、本当の親子(育ての親)と言うのは、ありますよ。
生みの親より育ての親と言います。
この世の中、いろいろな事があります。
少子と言いながら、誰でも子育てを出来る社会のシステムは必要だと思います。
もちろん、子供が居る夫婦でも、子供がいない夫婦や独身者や同性カップルでも、あの政治家がいう生産性があるかどうかに関わらずです。
支援者には、もちろん、税務の軽減措置は必要だと思います。
子供を持って初めて、子供を育てるのは大変です。
特にこのコロナ禍では、大変でしたね。
ここ数日、娘の学校の学級閉鎖がありました。
また、世間でよく言う「小1の壁」も大きくありましたからね。
保育園の方が、ある意味「楽」でした。
今時の小学校は大変です。
平日に学校行事もあります。
授業参観も、平日が多いです。
子供の通学の当番も平日です。
先日突然、学校から電話で、学級閉鎖になって、対応できないご家庭もありますからね。
家に小学校1年生の娘1人で過ごすのは、我が家では無理です。
私が子供の頃、突然の祖母他界で、カギっ子になりました。
あの時の気持ちを思えば、今時の不用心の社会システムでは、事件に巻き込まれます。
訳の分からないチャイでの訪問者も、意外に大人でも厄介です。
名前も要件も言わない宅配業者や郵便局の対応でも、事件の匂いはします。
不審者も多いです。
警察からの不審者や事件のメールもひっきりなしに着ます。
お年寄りや子供を狙った事件も多いです。
昔とは違うのは、人と人の距離感でしょうね。
さらに、大きくなっていますし、遮断もされています。
目のつかない所で、社会から取り残されたお年寄りや子供も多いです。
世間様と言う見えない束縛から解放されることも必要です。
どうすればいいのか、分らないカオス(混沌とした)な社会になっています。
今日のチョコムースみたいに、生クリームの下が見えないのと同じでしょうね。
答えが出ませんね。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。