''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

寒い時に我が家では、週一関東煮(おでん)が食べたくなります より。

関西でも、寒いです。
これだけ乾燥していて、湿度が低いとなれば、インフルエンザの脅威が続いています。
我が家にも、3歳児ゆうゆうが居ますので、注意していますが、保育園で感染したらどうしようもないですね。

 

体調が悪く抵抗力が落ちている時が、注意が必要です。
睡眠も、取れていますが、熟睡度は低いと言えます。
すぐに目が覚めます。

 

一緒に寝ているゆうゆうも、すぐに目が覚めるようで、睡眠が取れていないのかと心配です。
とりあえず、家族の者に、食欲はあります。
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寒い時の我が家の定番の関東煮(おでん)です。
ほぼほぼ、週一の毎週何処かに入っています。
悪いことではありません。
ごはんとのお供に、晩酌タイムにと、重宝します。

 

作るのも簡単です。
具材を鍋に入れるだけです。
ただ、コンニャクや玉子は下拵えが必要になります。
それも、手間を省ける所は、省いています。

 

コンニャクや玉子は一緒にボイルしています。
15分ほど放置プレーすれば、それでイイデスハンソンです。
「私の国では・・・」、それはモレシャンさんですよ。
その辺りは、半村良氏よろしくです。(良は、いいです、半村は、はんそんでしょう)

 

作家のペンネームとは、そんなものかもしれません。
私の好きな作家・山本周五郎さんもそうですね。
本名ではありません。

 

尋常小学校卒業後、奉公に出た当時・東京木挽町二丁目(現:銀座二丁目)にあった質店の山本周五郎商店のお礼の意味で、山本周五郎というペンネームで活躍されていました。

 

私の恩師が、よくこの話をされていました。
初めて聞く学生も多かったですが、私は何度も何度も何度も聞いていましたので、存じていましたが、それでも、初めて聞きますと言う様子で、聞いていましたね。
そんな恩師の命日も、少し少し近づきます。

 

鴨川の歩道沿いを、桜並木の御池大橋の上から、歩いておられたのが、元気な姿の最後でしたからね。
何か映画のワンシーンのような感じで、感慨深かったです。

 

恩師に、おでんで何を食べると、その店が美味いか分かるのかと言う事を聞いたことがあります。
師曰く、「コンニャク」だと言われていました。

 

落語の「こんにゃく問答」みたいですね。
確かに、味の入りにくい食材だけに、よく味が染みていれば、美味いと言う事なのでしょう。

 

ただ、コンニャクは、奥が深いです。
時間をかけて煮れば美味いというものでもありません。
味の染み込みにもいろいろとテクがありますよね。

 

我が家では、もちろん、両面に隠し庖丁を入れています。
もちろん、下茹でをします。
形は、三角と決めています。

 

三角四角と言えば、『八木節』(作詞:高橋掬太郎 作曲:群馬県民謡) ♪ アー ちょいと出ました 三角野郎が 四角四面の櫓(やぐら)の上で~ の名調子が聞こえます。
それとも、職人の世界では、345の三角で直角を出しますよ。
意外に簡単ですが、意外に使える裏技です。

 

コンニャクは三角、豆腐は四角に切ります。
我が家の関東煮に、豆腐は必要です。
出汁を吸った豆腐が美味いです。
出汁を吸い込んだ厚揚げも好きですね。

 

練り物よろしく、出汁で煮込んだごぼう天、ひら天、竹輪も美味いです。
練り物から、旨みが出汁に染み出して、それを練りモノが吸い取って、相乗効果の旨みがマシマシになります。
牛すじ肉の旨みも加味されます。

 

でも、コンニャクは、それ自体から旨みを出しません。
何だか納得がいかないですね。
今回は、大根は入れていません。

 

ちょっとしたトラブルです。
家から送って貰っていた最後の大根を切ってみれば、「す」入りでした。
そんな時は、「残念っす」と言えば、気持ちも少し和みます。
しょうゆことです。

 

3歳児ゆうゆうが、大根が好きです。
なかなか渋いでしょう。
蕪も好きと言います。
煮込んだ出汁の味わいを楽しみます。

 

もちろん、出汁も飲干します。
ですから、味は気持ち薄い目です。
京風に澄んだ出汁に仕上げています。
出汁のお替りを求めますよ。

 

ゆうゆうゆは、煮込んだ玉子が大好きで、最初に食べるのは、玉子からです。
一番好きなおかずと言えば、出汁巻きですね。
多少熱くても、口に入れます。
口から出汁が出て来るのが、一番気に行っている所ですね。

 

何でも出汁から確認します。
うどんや中華そばも、出汁から確認します。
最後に、出汁を飲み干して、ご馳走さまです。
そんな3歳児の食欲は、止まりません。

 

お肉もお魚も大好きです。
野菜も、煮込んだ野菜は、よく食べてくれます。
もちろん、出汁は濃いめに効かせないと、満足してくれません。

 

なかなか手厳しい奉行殿です。
その内、鍋奉行になって、あれやこれやと口出しされそうです。

 

あの美食家・北大路魯山人は、お酒の肴に、おでんは合わないと言います。
おでんと言えば、燗酒と相場が決まっています。
関西人ですから、いつもは、おでんと言わに関東煮(かんとうだき)と言ったはずです。

 

煮込んだ豆腐と燗酒は、合うと思います。
煮込んだ大根と燗酒は、合うと思います。
ただ、余分な油分はこまめに取るのは、必要です。

 

寒い夜には、鍋か関東煮と相場が決まっています。
その金言を、まっとうに守っているだけです。
燗酒よろしく、手酌の酒です。

 

卑賤貴賎の隔たりなく、酒の効能をしっかりと体得しています。
酒は心の玉箒でしたね。

 

嫌な事があれば、嬉しい事があれば、それらを穏やかにしてくれるものであって、一方的な増幅装置のアンプではありません。

 

「冨貴是吉祥」、人生いろいろとありますが、誠意をもって暮らしていけば、何事もいい事に繋がりそうですね。
寒い時は、温かくして過したいものです。

 

笑いも、休みも、必要です。
白か黒か、ちょうかはんか、ええのんかわるいのんか、いろいろと感慨深く考えないようにしたいです。
寒い時には、晩酌タイムが楽しみです。
ありがたいことです。

 

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。