あれから、6年が過ぎました。
いろいろありましたからね。
紆余曲折と言えば、遠まわりで曲がりくねっていることを差しますが、急がば回れの例えもあります。
「雨降って地固まる」と言えば、桂小金治さん司会の番組『それは秘密です!!』の名セリフですよね。
人には、涙を誘う人生の不思議な機微がそこにあります。
6年前に、縁あって、49才の夫と42才(1ヵ月もせずに43才)の晩婚夫婦の生活が始まりました。
大阪天満宮で、縁あっての貸切の結婚式、その日に婚姻届けを済ませて、その日から暮らし始めました。
それから、6年が経過しました。
その後、数ヶ月して子供授かり、慌てん坊の娘が、予定より3ヶ月も早くこの世に生を受けて来ました。
NICU、GCUに3ヶ月以上お世話になって、現在価格で言えば、Mercedes-AMG GLC 43 4MATIC Coupéが買える程の総請求も頂きました。
1ヶ月の請求金額が、300万円を越える医療費の請求書など見たことがありませんでした。
それが、3枚やって来ましたからね。
請求金額の総額は、予想より1桁多い8桁越えです。
世の中にも、こんなことがあるんだと、びっくりしました。
請求書を見て、よく気絶しなかったことだと、自分でもビックらです。
上には上がいます。
私の知り合いでは、1800万円の医療請求を受けた方が居ました。
そんなことはないと、信じていませんでしたが、ありますよ。
コロナ禍の現在時同じくして、死者10万人・罹患者16万人という未曽有のコレラ大流行にしていた時代の明治10年代に4人の落語家により披露された一風変わった芸が、民衆の人気を博したと聞きます。
「ステテコ」の円遊、「ヘラヘラ」の万橘、「ラッパ」の円太郎、「テケレツ」の談志。
後に「珍芸四天王」と言われた彼らの芸は、全国的な熱狂したものの、落語界の黒歴史とされたと、聞きます。
その芸の内容や誕生秘話、ヴェールに包まれていますが、古谷三敏氏の『寄席芸人伝』では、その1人には、子供の病の治療費の為だと言う事になっていましたね。
「ヘラヘラの万太郎」の橘家万太郎ですよね。
人情噺の名人と評判だったが、金で芸を荒らしたくはないと、高座は1日1度に決めていた堅物ものだったが、息子の病によって800万円の借金して、その返済の為に、当時流行のステテコ踊りの真似して、珍芸ヘラヘラ踊りで幾つモノの寄席を掛け持ちする話です。
気持ちはよく分かります。
私でも、同じ境遇なら、やったと思います。
でも、私には、踊れる踊りも、歌える歌も、高座で話せる噺も出来ません。
涙をそそる漫画の『寄席芸人伝』です。
そんな娘が、結婚記念日の前日に家に帰って来て、1年目の結婚記念日が迎えられて以来、今日は6回目の結婚記念日です。
神仏のご加護の賜物です。
特に、観音様のご加護のお蔭です。
朝に嫁が、何やら赤飯を炊きました。
この日は、熱々の赤飯の朝食になりました。
5歳児ゆうゆうも、しっかりと食べて居ます。
親子3人のささやかな幸せを噛み締めています。
ありがたいことです。
このコロナ禍だからこそ、分かる家族の尊さもあります。
生きていることの喜びもあります。
人は、何かの力で生かされています。
今ある事に、神仏に感謝したいです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。