3月3日は、雛祭りです。
桃の節句です。
響きがいいです。
もちろん、蓮の日です。
我が家にも7歳の女の子が居ます。
元気に明るく育ってくれています。
ありがたいことです。
仏間に、嫁のお雛様が配置してあります。
ゆうゆうは、雛あられが食べたいと言っています。
今宵は、サーモンのちらし寿司でも作ってあげようかと、思案しています。
本人は、手巻き寿司が食べたいと言います。
基本の材料は、同じですので、どちらでもアレンジは出来ます。
中取って、サーモンの太巻きという手もあります。
でも、この時期なら、ちらし寿司でしょう。
関西では、ばら寿司とも言いますね。
基本は、家で作る事が多く、関東のお寿司屋さんのちらし寿司とは、ちょっと違うイメージです。
我が家は、手抜き時短で夕刻から準備するので、酢めしに錦糸玉子を散りばめて、サーモンの切り身を放射線状に盛り付けて、彩の胡瓜、彩の大葉などちらして、こんなものでどうでしょうね。
銘々皿に取り分けてもいいし、銘々皿に盛り付けてもいいです。
大皿料理の方が手抜きもし易いです。
ただ、大皿料理と言えど、ここに魯山人風のと言えば、何か美食の香りが付いて華やかです。
椿の大鉢に、日本酒をたっぷり入れて、茶杓でぐい呑みかグラスに入れるというわけですね。
紅白の椿の鉢も、透明な日本酒の色を引き立てる様に、紅白の椿で華やかに見えます。
1升位入る物は最低必要でしょう。
五代目 柳家小さん師匠の落語「試し酒」じゃあるまいし、そんなにお酒が呑めるものではありません。
今日は、雛祭りですから、白酒か、祝いのお薄を点ててみるのもいいですね。
少し前に、嫁が点ててくれた時の写真です。
茶碗は、お内裏様です。
この時期しか使えません。
風情があって、いいですね。
7歳児の娘もお薄は喫します。
抹茶好きと言います。
苦いとは言いません。
だって、甘いお菓子が食べられるからでしょうね。
本当は、苦いと思っているのかもしれません。
いえいえ、私が点てるコーヒーも、7歳児ゆうゆうは、ブラックコーヒーを美味しいと飲みます。
我が家では、コーヒーに砂糖入れると言う食習慣はありません。
コーヒー点てる時に、娘にコーヒーを飲むか飲まないか、尋ねます。
飲む時もあれば、今日は飲まないという日もあります。
ランチの後の気分で決めているみたいです。
キッチンと居間に、コーヒーの香りも、充満して行くのが好きみたいです。
抹茶も、嫁のそばに行って、茶筅を廻して、気分だけ楽しんでいます。
茶碗を廻して、呑み切って、「結構な男前でした」と言えば、笑いがとれると言っても、冷たい視線が痛すぎます。
緊張と緩和は時に、チグハグニなることがあるモノです。
緊張して、間違っていけないと思い過ぎて、言い間違って失敗もあります。
大事な就職の面接で、面接官に「お趣味は何ですか?」と聞かれれば、ちょっと上品に「お琴を少々」と答えるつもりが「男を少々」と言ってしまって、面接官に「結構なお趣味ですね」と釘刺されて、終わったと思ったという笑い話を聞いたことがあります。
お茶の世界では、いろいろな事があるようですね。
映画「日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-」(監督:大森立嗣)では、黒木華さん、樹木希林さん、多部未華子さんの3人の掛け合いのような間合いが良かったですね。
私と娘も嫁も一緒に、DVDで観ましたね。
茶室では、いろんなささやかなドラマが、一期一会の主客の交わりが、あるモノですね。
京都御苑の九条家の茶室に入った時、暗くて狭いと思ったのを今でも思い出します。
私が京都に居た頃は、土曜日公開ですので、誰でも入ることが出来ていました。
お庭の池の鯉を見て、お金持ちになった気分になれますよ。
ここまで来たら、竹邑庵太郎敦盛で、そばを食べたくなります。
♪ あかりをつけましょぼんぼりに お花をあげましょ桃の花 五人ばやしの笛太鼓~
去年まで娘の通っていた保育園の玄関のお雛様が懐かしいです。
花の木が2つあります。
左近の桜と右近の橘です。
「さ」こんの「さ」くらと、うこんのたちばな、「さ」で覚えると間違えないでしょうね。
ただ、自分からでなく、お上(男雛)からから見た位置からですね。
御所でも、平安神宮でも、そうなっています。
ですから、お内裏様は、男雛女雛の一対の事だと聞きます。
また、そもそもお内裏様は呼ばないでしょうからね。
有名な話になりますが、あの童謡の歌詞は、間違っているのですよね。
♪ お内裏様とお雛様~では、3人での事になります。
「華麗なる一族」みたいで、意味深な歌詞になります。
後で気づいても、アフターフェスティバルでしょう。
日本語は難しいです。
どんな夕飯になるか、思案している最中です。
夕刻からの用意ではと、日を改めてと言うのもありです。
兎に角、娘の成長を、嫁と二人して祝い気持ちです。
蛤の吸い物も、蛤の値段を見てからの話です。
夕刻行ったら、売り切れもありですからね。
出来る範囲で、何か吸い物を作ってあげましたょう。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。